ボロブドゥール/インドネシア

台風とともにお盆参りも無事に終わり、副住職は夏休みをかねてボロブドゥールへ参った。

ボロブドゥール。それはインドネシアのジャワ島にある世界最大級の仏教寺院遺跡である。

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関空10:50発ガルーダインドネシア航空に乗ってバリ島へ。

バリ島でジョグジャカルタ行きの飛行機に乗り継ぎ。

乗継ぎ便がさっそく2時間超遅れ、ジョグジャカルタの空港へは日付が変わる頃に到着。

翌朝は、朝4時からボロブドゥールの朝もやトレッキングを予定。

詰め込みドSスケジュールだ。

眠い中、モーニングコールで起こしてもらい、ボロブドゥール遺跡へ出発!

朝日が照らす遺跡の姿を目にしたかったが・・・雲・・・

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同じように、多くの観光客が朝日を待つが…

でも太陽はでない。くもりなのだから。

なんとなく辺りが明るくなり。。これって夜明けかと、みなテンションの定まらない微妙な表情に。

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ボロブドゥールは8~9世紀に50年の歳月をかけて造られた大乗仏教の寺院。

建造後、どのような経緯かは不明だが、なんと1000年もの間、この寺院は忘れ去られ、1814年に土の中から掘り起こされたのだそうだ。

建造した王朝の衰退か?疫病か?火山の噴火か?、その原因ははっきりとしていないのだそう。

多くある円錐形の仏塔ひとつひとつにブッダ像が安置される。

そのうち、一つは仏塔の上部がなく中のブッダ像が露わに。

とても穏やかで温かな眼差しの仏さま。

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中心のひときわ大きな仏塔は偉大なブッダの悟りの境地を表すのだとか。

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仏塔より下の段には一面に彫刻のある回廊になっている。

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そこには、お釈迦さまの一生涯の物語、ジャワ島の文化や習俗、華厳経にもとづく物語が彫られている。

細かく見たら何日かかるだろうか。それほど細かに彫られている。

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寺院の入り口には、日本でいうところの狛犬がある。獅子、ライオンである。

このボロブドゥールの獅子はなんとも愛らしい顔つきをしているではないか。

遺跡の周りにはおおくの石工匠がいて、今も多くの石材店が並ぶエリアがある。そこにこのような獅子もいるのであるが、日本まで運ぶことができるだろうか、お寺の門前に置いてみようかと、この獅子を連れて帰りたくなった。

ボロブドゥール。そこではどのような仏教が栄えていたのであろうか。

タイムスリップできるなら、そこにいたであろう僧侶達にまじってみたいものである。

 

さて、インドネシアの旅は、その後、いくつかの仏教寺院遺跡、

夕日に沈むヒンドゥー教の寺院遺跡プランバナン。

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バリ島に移って、バリの自然とバリヒンドゥーのお寺を訪ねた。

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その話は、またお会いした時にいたしましょう。