2週間に及ぶ安居(あんご)から戻って参りました。
安居(あんご)とは、今から2500年程前のお釈迦さまの時代、インドでは雨期には外に出歩くことが難しく、また地面からわき上がる生き物をむやみに踏み殺してしまわないように、仏弟子が一所に集まり共に修行に集中したことに由来します。
本願寺では寛永16(1639)年に学寮が創立されて以来、今に続いており、僧侶が集まり学問修業に励んでおります。学問修業と言っても、ただ学びを深めるのではなく、我々を救おうとされている阿弥陀さまのお慈悲を味わうものであります。
安居の会場は、龍谷大学大宮学舎本館講堂。重要文化財で、NHK大河ドラマ韋駄天で東京師範学校として映っている場所です。
二階の講堂はこんな感じで。正面には阿弥陀如来が安置されています。
こちらは見台。ご講師の和上さまが座って講義をしてくださいます。
本年は、相馬一意勧学の「仏説無量寿経」、川添泰信司教の「選擇註解鈔」、楠淳證司教の「唯識論尋思鈔」、典義 佐々木義英司教、「行一念義」「十二光義」「信心仏性」の会読(かいどく)論題でありました。
会読(かいどく)とは、問答形式で理解を深めていくもので、一日に6組12名の方々がみんなの前で会読にあたります。
最終日。背中がまぶしいです☆
僕も、安居事務所主事としてまた安居専修科の仏教学担当講師としてご縁を頂戴しお育てを頂きました。
若い方から80歳超まで。僧侶方の学びに望まれる姿勢はほんとうに尊いお姿でした
また来年もお会いしましょう。
みなさま、さようなら。